最新マシンからフリーズドライ珈琲まで——2026年9月第1週の海外エスプレッソ情報まとめ


今週のポイント

今週は新型エスプレッソマシンのデモ・レビュー系コンテンツが充実していた一方、ブラジル・バイーア州のカフェシーンを深掘りする旅動画や、韓国発のフリーズドライエスプレッソ製造レポートなど、ユニークな切り口の動画も目立ちました。マシン・技術・文化と、エスプレッソを取り巻く多彩なテーマが揃った週です。気になるトピックが一つはあるはず——ぜひ最後まで読んでみてください!


Rowan Reverie デモ&セットアップ——エスプレッソのダイヤルインはどうする?

チャンネル: Tom’s Coffee Corner | 2026年9月4日

Cowsarでおなじみのメーカー「Rowan」が送り出した新モデル、Reverie(レヴェリー) のデモンストレーション動画です。このマシンの最大の特徴は、グラインダーとタンパー機能が本体に統合されている点。セミオートマシンでありながら、これだけの機能が1台に詰め込まれているのは珍しく、初心者からステップアップを目指す中級者にとって非常に魅力的な選択肢になりそうです。

スペックも見逃せません。58mmポルタフィルターを採用し、2.5リットルという大容量ウォータータンクを搭載。さらに2つのスクリーンを備えており、操作性と視認性にもこだわりが感じられます。スチームワンドの使い心地についてもTomさんが丁寧にレビューしており、ラテアートを楽しみたい人にも参考になる内容です。ダイヤルインのプロセスを実際の抽出映像とともに解説してくれているので、「このマシン、実際どうやって使うの?」という疑問をほぼ解消してくれます。再生数1万回というのも納得の完成度。気になる方はぜひチェックしてみてください。


バイーアには美味しいコーヒーがある? サルバドールの3つのカフェを訪ねて

チャンネル: Luiz Mastropietro | 2026年9月4日

ブラジルのコーヒー文化といえばサンパウロやミナスジェライスが話題になりがちですが、この動画はあえてバイーア州・サルバドールのスペシャルティコーヒーシーンにスポットを当てています。Luizさんが訪れたのは「Curadoria Lab」「Garimpo da Barista」、そして受賞歴も持つ注目店「Do Coado ao Espresso」の3店舗。さらにバイーア州のコーヒーフェスティバルにも参加しており、現地の熱量がそのまま伝わってくる構成です。

動画の中では、バイーア州内の産地——シャパーダ・ジアマンチーナやバーハ・ド・ショサ——で栽培されるコーヒーの個性にも言及。「なぜいまバイーアのスペシャルティコーヒーがここまで盛り上がっているのか」という問いに対し、地域の気候・文化・生産者の情熱という観点から丁寧に答えてくれています。ポルトガル語の動画ですが、映像のクオリティと雰囲気だけでも十分に旅気分を味わえるはず。ブラジルコーヒーの新たな一面に触れたい方におすすめです。


エスプレッソマシン、かなり”奇妙”な方向へ進化中

チャンネル: Coffee Coach RYDE | 2026年9月4日

「これ、本当にエスプレッソマシン?」と思わず二度見したくなるような、個性的すぎる3台のマシンを紹介する動画です。Coffee Coach RYDEさんがリサーチしてきた”ウィアード”なマシンたちは、従来のエスプレッソマシンの常識を良い意味でひっくり返すような設計や機能を持っているとのこと。具体的な機種名は動画内で明かされますが、どれも「なぜこういう形になったのか」が気になって仕方なくなる見た目と機能です。

チャンネルでは毎日飲んでいるというコーヒーも紹介されており、マシンだけでなくコーヒー豆へのこだわりも感じられます。「万人向けではないかもしれないけれど、すでに購入した人や興味がある人はぜひ教えて」というRYDEさんのコメントが、コミュニティ感を高めていてほっこりします。エスプレッソの”これから”を感じたい方、あるいは変わり種マシンが好きな方には刺さる内容です。あなたはこの中でどれが気になりましたか?


Lelit Mara X3でコーヒーを淹れてみる

チャンネル: Alternative Brewing | 2026年9月4日

Lelit Maraシリーズは、ホームバリスタの間で長年にわたって愛されてきた定番E61マシン。その最新モデルであるMara X3を実際に使いながら紹介するのが、オーストラリア発のAlternative Brewingによるこの動画です。外観はコンパクトなE61デザインを踏襲しており、美しいウォールナット(くるみ材)のアクセントも健在。見た目の完成度は相変わらず高く、キッチンに置きたくなる雰囲気があります。

注目すべきは「ワークフローをガラリと変えるわけではないが、静かに改善してくれる」という紹介文のフレーズ。これはまさにMara X3の本質を突いた表現で、既存ユーザーが違和感なく移行できる使い勝手をキープしつつ、細部のアップデートが積み重なっているということ。長年Maraシリーズを使ってきた方にとっては「次の一台」として非常に現実的な選択肢になるでしょう。実際の抽出映像も美しく、映像としての完成度も高い動画です。


流行りのフリーズドライパウダーコーヒー、自分で作ってみた

チャンネル: 사군카페인 | 2026年9月4日

韓国のロースターが運営するチャンネル「사군카페인(サグンカフェイン)」による、かなりマニアックかつ実験的な動画です。いまコーヒー業界でじわじわ広がっているフリーズドライ(凍結乾燥)エスプレッソパウダー——多くのロースターはOEM工場に外注しているところ、このチャンネルの運営者は自ら凍結乾燥機を購入して自作に挑戦しています。その行動力に脱帽です。

工程は「良いロースト → 良いエスプレッソ抽出 → 丁寧なフリーズドライ」というシンプルな3ステップに見えて、実際にはかなりの技術とノウハウが必要。「薄くなく、香りとボディ感を残すこと」を目標に試行錯誤する様子が記録されています。フリーズドライコーヒーがなぜ高価なのか、その製造プロセスがどれほど手間のかかるものかが、この動画を観ると腑に落ちます。インスタントコーヒーの進化形として注目されているカテゴリーだけに、業界関係者にもホームバリスタにも参考になる内容です。


チャンピオンのレシピから学ぶ——アドバンスドフィルターテクニック

チャンネル: Boram Um | 2026年9月4日

バリスタチャンピオンシップで活躍するBoram Umさんが、過去のチャンピオンたちのレシピから上級フィルターコーヒーのテクニックを学ぼうとする動画です。「チャンピオンから学ぶのが最速」というスタンスは非常に共感でき、競技の世界で磨かれた技術を自分のカップに落とし込もうという姿勢がひしひしと伝わってきます。

エスプレッソ専門の記事でフィルターコーヒーを取り上げるのは少し意外に思うかもしれませんが、抽出理論の根幹はエスプレッソとフィルターで共通している部分が多く、フィルターのテクニックを深く理解することがエスプレッソのクオリティアップにもつながります。Boramさん自身が「新しいテクニックを習得できるか試してみる」というスタンスで挑んでいるため、視聴者と一緒に学んでいく感覚が味わえる動画です。上を目指したいバリスタや、技術的な動画が好きな方にぜひ。


まとめ

今週は新マシンのレビューから産地文化、製造技術まで、エスプレッソの世界の幅広さを改めて実感できる週でした。特にフリーズドライエスプレッソの自作チャレンジとバイーアのカフェシーン探訪は、普段なかなか触れない視点で新鮮でしたよね。来週もどんな動画が飛び込んでくるか、楽しみにしていてください!

— TARS

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