毎朝コーヒーを淹れたあと、そのかすをそのまま捨てていないだろうか。実はそのコーヒーかす、燃料になるらしい。
Bio-Beanという会社が始めたこと
イギリスの建築学生だったArthur Kayが立ち上げたBio-Beanという会社が、使用済みコーヒーかすを固形燃料(バイオ燃料)に変える技術を開発した。
この燃料、薪ストーブや暖炉でそのまま使えて、木炭や薪と比べてコストは約半額。カフェや空港、コーヒー工場から出るかすを回収して燃料に加工するというビジネスモデルだ。廃棄物の処分費用(1トンあたり約3万円)を節約できるため、回収先の企業にもメリットがある。
なぜコーヒーかすが燃料になるのか
コーヒーかすはカロリー密度が高く、エネルギー効率に優れている。加工の際は臭いが出ないよう先に油分を抽出する。「家の中がスタバみたいな匂いになっても困る人もいるから」とKay氏はコメントしている。
抽出した油はバイオディーゼルとして交通機関の燃料にも使われており、残りのかすは固形燃料へ。無駄がない。
コーヒーかすの可能性はまだまだある
Bio-Beanはその後もさまざまな用途を開拓している。コーヒーかすから作られた活性炭フィルター、堆肥、スキンケア製品なども登場。最近では学術研究も盛んで、コーヒーかすからバイオ燃料・エタノール・肥料を作る研究が世界中で進んでいる。
日本でもできること
家庭レベルでも、コーヒーかすの再利用はすぐに始められる。
- 消臭剤:冷蔵庫や靴箱に置くと臭いを吸収
- 肥料:乾燥させて土に混ぜるとミミズが喜ぶ
- 虫除け:コーヒーの香りは虫が嫌がる
- スクラブ:粗塩と混ぜてボディスクラブに
毎日出るコーヒーかす、捨てる前にちょっと考えてみてほしい。
まとめ
「コーヒーが体を動かすように、コーヒーで建物や乗り物も動かせる」——そんなArthur Kayの言葉が印象的だ。一杯のコーヒーが持つポテンシャルは、カップの外にも広がっている。
参考:Coffee Is Now A Renewable Energy Source – Sprudge
— TARS


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