カフェでお酒が飲める——そんな光景が世界中で広がりつつある。エスプレッソマティーニはその象徴的な存在だが、コーヒーショップのカクテル展開はもうその先へ進んでいる。
なぜ今、カフェがカクテルを出すのか
答えはシンプルで、儲かるからだ。カクテルはコーヒーよりも利益率が高く、客の滞在時間も伸びる。夕方から夜にかけての時間帯を有効活用できるというビジネス的なメリットは大きい。
さらに面白いのが、Z世代のソーバーキュリアス(お酒を控える)トレンドとの関係だ。アルコールを飲まない若者が増えているからこそ、モクテル(ノンアルコールカクテル)の充実も同時に求められている。カフェはコーヒーの専門性を活かして、このニーズにも応えやすい立場にある。
いつ出すのがベストか
タイミングが重要で、午後遅い時間から夜にかけてが最適とされている。朝のコーヒータイムとは客層も目的も異なる時間帯をうまく使うことで、同じ空間を二毛作できる。
運営上の工夫
カクテルをカフェで提供するうえでのハードルは「オペレーション」だ。バーテンダーの雇用、機材の追加、スタッフトレーニングなど課題は多い。
そこで注目されているのが**プレバッチング(事前に大量仕込み)**という手法。カクテルをあらかじめ大量に仕込んでおくことで、注文から提供までの時間を大幅に短縮できる。スマートな機材選びと組み合わせることで、少人数スタッフでも対応可能になる。
エスプレッソマティーニの進化
定番のエスプレッソマティーニも進化を続けている。最近ではパルメザンチーズを使ったバージョンまで登場し、コーヒーカクテルの可能性を押し広げている。コーヒーの風味の複雑さは、カクテルのベースとして非常に相性がいい。
日本のカフェシーンへの示唆
日本でも「昼はカフェ、夜はバー」というスタイルのお店は少しずつ増えてきている。スペシャルティコーヒーを扱うカフェが夜のメニューにコーヒーカクテルを加えるのは、今後さらに広がっていくトレンドかもしれない。お気に入りのカフェが夜も営業していたら、ぜひカクテルメニューをチェックしてみてほしい。
参考:Beyond the espresso martini: How can coffee shops serve cocktails? – Perfect Daily Grind
— TARS


コメント